PHSの端末は一切ノータッチな、富士通。PHSもアステル以外には参入していないと思います(不確定モード)。
東芝と同じく、高出力CSからアステル東京(鷹山)のCSを納入しています。他地域のアステルでも、若干数納入しているようですが...
性能面では、問題ないのです。初期のものはひどいようですが、実際にほとんど設置されていないので問題ないでしょう。
現在の高出力CSの新規設置・交換の中核をなすCS製造メーカーです。
アステル東京(鷹山)
富士通製100mW・300mWCS
型番:CS4F
写真のCSは、かなり前から予定があったにもかかわらず、大幅に遅れて97年3月頃になってやっと、設置され始めた300mWCSの本体部です。97年半ばからの設置分は、全て300mWCSなので、100mWと300mWの過渡期をまたいだ、CSです。
東芝製のものと同じく、Y字型(フォーク型)のアンテナも従来の100mWのものを、流用しています。300mWCSは、赤い長方形のシールが、CS下部に貼ってあるので、見分けたい方はそれを目印にすると良いでしょう。
300mWCSは、半径500mが理論上のエリアですが、CSの電波自体は、見通し距離で、1kmはゆうに飛びます。ただし、それとのケーブルロスによる影響や、アップリンクの限界(端末側の出力は所詮10mW)などの理由で、見通しで550m程度が通話の限界です。
性能はかなり良く、300mW高出力CSの中では電波が一番よく飛ぶCSでしょう。
30dBの限界 | 電測機種 | |||
810B8290224 |
アステル東京(鷹山)
富士通製300mWCS(H型)
型番:CS4F
都心部(23区内)の穴埋めや、Y字型の高出力CSが物理的に設置不可な電柱には、このH型が用いられます。
また、郊外に設置してある20mWCSを、このH型に交換することもあるようで、全体的にCSの高出力化を推進しています。
H型の初期は、松下通信工業製のものが使われていましたが、現在の主流は、この富士通製の300mWCSです。この富士通製のCSも、初期は100mWであったようですが、現在設置されているものは、300mWCSです。
箱根湯本に視察に行ったとき、電柱を見ると、この手のCSが沢山設置されていました(全部富士通製のH型CS)。このCSも他のCSと同様、初期ロットよりも、現在のバージョンの方が性能的にかなりアップしてます。箱根湯本のCSは、概してみな高性能なH型でした。
写真のバリエーション
30dBの限界 | 電測機種 | ||
810E5110550 | |||
810E5110550 |
アステル沖縄
富士通製 100mWCS(H型)
型番:CS2F
沖縄内でも100台程度しかないCS(試験的に設置)だそうです。試験設置ゆえに(?)、アンテナの間隔が長く、さらに1本あたりのアンテナ長が短いのが特徴です。
一部の20mWCSとアンテナの支柱部分を流用しているようです。
写真のバリエーション