スポット重視のアステルならではのCSが、目白押し?
天井埋め込み型から、本体流用型、地方のへんてこな屋内CSまで、日本全国(ウソ!)のアステル屋内CSをアップしていく予定です。
撮影に勇気がいるので、勇気のある方、どうか撮影にご協力ください。
また、新型CS等の写真を提供してくださると、なお嬉しかったりします。
駅構内設置型多回線型CS 住友電工製
山手線の主なターミナル駅のCSはほとんどが多回線型のものに交換されましたが、この写真のCSもその中のCSの一つです。今までは開業当初の20mWCSだったのですが、トラフィック対策として交換された模様です。
新規に設置されることもあるようですが、主に20mW従来型CSをこのCSに交換し、あとからNTT回線工事を行って、多回線化することが多いようです。
*ちなみに、この型のCSを真下から撮影すると、こんな風(新宿駅構内のCS)になります。
JRの駅ホームや、その他の大手私鉄では、このような方法で、設置されています。ほとんど、屋外の電柱設置型と一緒ですが、後ろにボックスがないこと(電柱設置型は、ボックスが付いていることもある)が大きな違いです。
駅のホームに設置されているのは、主に住友電工製、日本電気製、明星電気製の3社に絞られます。設置時期が、開業後間もないときに集中していたので、そのような偏りが生じたのでしょう。
ところでこの写真のCS、蜘蛛の巣だらけです。登戸の駅は、なぜだか、小田急線、JR線ともにCSに蜘蛛の巣が張り巡らされています。掃除しないと、ちょっと感度落ちるんじゃないの?
地下鉄駅壁面設置型CS
勝手に命名してしまっていますが、この名にふさわしく、地下鉄(特に横浜市営地下鉄)の、比較的新しい駅ホームの、トンネル面に沿うように取り付けられています。おそらく、屋外の通常型CSをひっくり返したような格好で取り付けられているのでしょう。
横浜市営地下鉄は、3社、全駅使用可能なので、区別のためか「PHA-A」と、札がついており、わざわざ教えてくれます(ちなみに、他は「PHS-N」と「PHS-D」)。
地下鉄の駅は、どこでも設置に苦労しているのがうかがえます。
地下街・ビル内 初期設置型CS
新規設置されることは、さすがになくなりましたが、開業当初に地下街や、ショッピングセンターの天井に取り付けられたタイプです。現在では、灰皿埋め込み型に完全にシフトしています。
このアンテナのエレメントの部分は、天井の色に合わせるためか、白であることがほとんどです。同様のNTTドコモのCSとは、外見上区別がつきません。
また、ある地下街で天井を工事していたときに、『どのように設置してあるか』を確認すると、電柱に設置するタイプのものに、アンテナの白いものを取り付けているだけでした(笑)。現在の灰皿型には、そのようなことはないでしょうが...
ビル内基地局埋め込み型
あまり見かけないタイプですが、ビル(地上)のフロア天井に何気なく付いています。火災報知器と区別をするのが難しく、一般人には、判りません(どうでもいいか!)。以前は、天井から白いエレメントのアンテナを、にょきっと突き抜けて天井から出していましたが、さすがに美観を損ねるので、こちらのタイプに完全にシフトしました。利得面から考えても、完全に屋内用です。
回線数が多いところは、ビル内で一度回線を束ねるようで、電柱のCSとハンドオーバーは出来ません。
地下街(地下鉄) 基地局埋め込み型
埋め込み型では最もポピュラーなタイプです。こちらも、アンテナ製造メーカーは不明です。特徴などはほとんど、先のCSと変わりませんが、なぜか、地下にはこのタイプが設置され、地上のビルには先のCSがつけられています。
地下でも地上でも、配線の都合上アステルとNTTドコモのCSは近くに設置されています。株主の店舗などでは、アステルは電源を引き込む必要がないので、設置コストが抑えられますが、その他のキャリアは、配線が近くまで引かれた、アステルの後に設置することが多いように思われます。DDIポケットは。コスト削減のために屋外に強い電波のアンテナを設置して、屋内まで電波が届くようにしているわけです(さすがに地下はカバーできないので、地下にはしっかり、DDIpもCSを設置してます)。
地下街(地下鉄) 基地局埋め込み型(その2)
天井工事中のために、運良く撮影できました。灰皿型の全貌が解明です。
通常直付けアンテナが取り付けられている部分に、ケーブルを取り付けて、アンテナ部まで引っ張る形です。理想とは呼ぶにはほど遠い設置方法です。地下という、地的条件を考えればほとんど無視できるのですが...
写真のみをいただいたので、詳しい設置場所が分かりません。設置場所はおそらく、地下などに設置されているタイプでしょう。そうでなければ、天井に余裕がないところに設置されていて、盛り上がっている部分には、CSの本体が格納されているのだと思います。
この形もやはり、アステル東京(鷹山)管内では見たことがないです。やっぱり、地方特有のものなのでしょう。
アステル東北
駅構内設置型CS 明星電気製
弘前駅のCSです。もちろん私が撮ったものではありません。
このCS、アステル東京(鷹山)のものと比べると、2本のアンテナ間の距離が2倍くらいになっています。おそらく、後期のバージョンなのでしょう。元々が狭すぎですので、これが当然ですが、東京では、明星電気製CSの改良版(新型)が、これとほぼ同じくらいの距離です。
それ以外は、特に変わっている店は見あたりません。
*下から撮影したら、こんな感じです。
再三言っていますが、このメーカーのCSは、はっきり言って性能悪いです。駅構内や、商店街向けです。
一見見ると、住友電気工業製のCSにそっくりなのですが、よ〜く見ると、若干丸みを帯びていたりする点が、東京のものとは違います。エレメントが、白であることは別としても、若干おデブさんだし、横幅が少し短いように思えます。
アステル北陸エリアのCSなので、かなり新しいCSだと思います。東京エリアに納入された後の、バージョンアップ版なのかもしれません。まあ、基本デザインが、先のCSと同じなので、おそらく住友電気工業製でしょう。
ちなみに下からの写真はこちら。
明大アステラー絶賛の「住友電工製CS」。初期であの性能の良さですから、このバージョンも期待大です!!
このバージョンアップ版(?)の、東京エリアでの新規設置を心から望んでいます!!
屋内CSとしては少数の部類に入ります。こーいちさんのご協力により写真提供をいただきました。イトーヨーカドー店内天井に設置されているそうです。
このCSはもしかしたら、CSではなくBS(ビルステーション)かも知れません。CSであるならば天井裏に本体が隠されているのですが、これはどうもこの写真に写っている部分が本体であるように思えます。恐らく、大元で一元管理している大型のビル内基地局に接続されているのでしょう。
HA-3Sのような平たい部分全面がアンテナで、ちょこっと天井から浮き出ています。
このCS、どこの店舗か忘れましたが、アステルサービスステーションの店内に設置されているところがあります。
沖縄県庁の地下駐車場に設置されているCSだそうです。
この型ははっきり言ってみたことがないです。どう見ても防水が完全でないようなので、屋内用なのでしょう。もしかしたら、ビル内に集積装置があるタイプの末端基地局かもしれません。
テプラのようなシールで「アステル」の文字があるので、アステル用なのには間違いがないのですが、製造メーカー不明です(ToT)。
主にショッピングセンター(SC)や量販店に設置されているタイプです。今はなき、アステルショップ町田にも設置されていたのが記憶に新しいです(泣)。東京のアステルショップにはこのタイプが多数設置されており、ノジマなどの家電量販店にも設置を確認しています。
どうやら、松下通信工業製らしいのですが、確認のしようがない(店員の目が厳しい…)ので、はっきりとは分かりません。
この基地局は、アンテナが90°に途中で曲がっているのが特徴です。壁掛け設置を設計当初から念頭に置いているのでしょう。この基地局も、屋内専用のようで屋外設置例は聞いたことがありません。防水もしてないのでしょう…。