家電大手の三菱電機です。
携帯電話以外では、関連子会社に作らせていることも多く、大井電気やミヨシ電子などがそれに当たります。前者は、ポケベルなども作っていますし、後者はアステルのパワーアンテナ「PX-11」や「PX-12」の製造メーカーでおなじみです。
PHSでは、一応3社ともに参入していましたがそれぞれ事業所が違っていたようです(アステル参入は、最後発で1997年でした)。ただ、三菱電機ホームページ内のPHSページがなくなったところから見て、PHS事業は見切りをつけて撤退した模様です。
この型番には、大井電機製のものも存在する模様
97年9月頃から設置され始めた高出力CSです。納入数が少ないのか、設置数はかなり少な目です。また、特定の地方に固まって設置されているのも特徴です。2000年3月現在、狛江市内には5基確認しています。
前面に放熱板がなく、CSの裏全面に放熱効果を持たせている点が特徴です。デザイン的には、NECの高出力型CSに似ていて好感が持てます。
電測・通話テストを行いましたが、電波自体はよく飛ぶようですが、実際に通話してみると、弱電界での通話は酷いものがあります。エコーはかかるし、フレームエラーが出まくりです。とても通話できるレベルではありません。東芝製や富士通製で通常に通話できる30dBの電界では、ちょっと通話にはきついものがあります。恐らく受信増幅回路が弱いのでしょう。やはりPHSの技術は未熟なのかな?
この高出力CSも、LEDが3つ付いていて、1つは通電・1つはISDN開通・もう1つは稼働の意味のようです。
30dBの限界 | 電測機種 | |||
810B8290268 | ||||
810B8290288 |
アステル東京(鷹山)
CS4A自体設置数が少ないのですが、H型はもっと少ないので結構稀な設置タイプです。
このCSの写真を見ると、「300mWCSのハズなのに赤いシールが貼ってない」事に気づくと思います。替わりに丸い青いシールが貼ってありますねぇ...。
どうやら単純な300mWCSではないような気がします。このCS自体が駅前繁華街に設置されており、更に20mWCS通常型からリプレースされたので。残念ながら、現在詳細不明です。