PHS事業では、NTTドコモとアステルに参入している会社です。DDIpは、九州松下電器が担当しています。
この会社の特徴は、端末にしてもCSにしても、デザインは良いけど性能が...
と、言うこと。つまり、見かけだけです。
PHS関連事業はほとんど儲けがないらしく、松下の方針としてはこのような部門への技術投資をあまりしないようです。会社としての技術水準は、群を抜いているのにもったいない話です。開発費かければ、こんな不評を買うようなCSや端末を世に送り出さなくても済んだものを…。
CS8P導入以降、徐々にCSが増えつつあります。郊外ではすでに相当数設置されています。このCSがアステルの評判を悪くしているのにねぇ。
1996年8月頃から設置された高出力CSの本体部分です。出力は、100mWのみです。
このCSは、かなり性能が悪いです。送信出力と、受信能力とのバランスが全然とれていないため、PS(PHS端末)にCSからの電波が届いていても、PSから送信される電波を受け取ることが出来ません。おまけにCSの乱立によって同期が確立できずに、バー3本でも通話が出来ない、酷い時期がありました(今は改善されています)。
このCSの特徴は、といった症状がよく起こること。
このCSと、Panasonic製の端末だと、非常によく起こります(やはり相性がよい?(笑)) 後に、パラメーター等を変更したようで、多少感度は上がりましたが、性能の悪さはPHS業界一です。
そして、もうこれ以上対処のしようがないので、1997年10月頃から、このCSを交換し始め、徐々にこのCSは姿を消しています(H型は継続使用)。交換後(CS-IDは同一)は、必ず出力が300mWに引き上げていて、エリアが1.5倍くらいに拡大しています。狛江市内では、性能がよいとされる、東芝製300mWCSに交換されています。
30dBの限界 | 電測機種 | |||
810E55101C0 |
アステル東京(鷹山)
設置数がまだまだ少ないCSです。98年3月頃から、既存のCSをリプレースする形で設置されています。ビジー頻度の高いところをこのCSに置き換え、回線をさらにもう1本引き込んで全部で7通話出来る(通常のCSは3通話)ようにしている模様です。
また、このCSは出力が可変であるとの情報もあり、CS8*シリーズはトラフィックに応じて柔軟に対応するべく企画されたももののようです。
パナの100wCSの性能の悪さは、今更言及する必要もないと思いますが、例に漏れずこの300mWCSもかなり性能が良くない模様。
私の実測調査の結果では、バー2本の45dB程度で数%のFER(フレーム誤り率)が発生しはじめ、25dBではもう雑音だらけで通話になりません。はっきり言って「タコCS」です!!
新しい機能が、他にもあるようですが、裏が取れていないのでまだ掲載は控えさせていただきます。どっちにしろ、こんなCSを沢山付けてもらうとユーザーは迷惑極まりないです。
エリアの穴を埋めるべく、現在怒濤のように設置されるCSの最もメジャーな組み合わせです。当初は、電柱のてっぺんに設置することの多かった松下製CSですが、H型の方がはっきり言って、性能はよいです。
H型のセルは、200m前後に設定されていますが、見通しが良ければ、1kmでも飛んでしまうそうです(ただ、端末の電波を受けられるかは、別問題です)。20mWCSでは、エリアが稼げないので、効率よくエリア展開をするために、H型が好まれるようです。
ちなみに、私が一番最初に、このCSを発見したのは三鷹市の京王井の頭線・井の頭公園駅近く(ローダンさんの近く( ^ ^;;)です。
東京で悪名高き松下電気通信製の高出力CSです。東京のものとは、コネクター位置が違うのが一目で分かります。独自網仕様のB版のようです。こうやってみてみると、独自網仕様の高出力CSは、みんなコネクタが下部にあります。雪対策でしょうか?
下から撮影したものを見れば分かるように、依存網仕様のような薄型デザインではなく、かなり厚みのあるCSに仕上がっています。コネクタ部分を下部に持ってきたので、このようなデザインになったようです。決して、バージョンアップは期待できません(- -メ
アステル東北のH型は、東京のものに比べて、アンテナが2倍程度あり、結果このH型CSの感度の良さにつながっているそうです。東京では、東電がうるさく、あれ以上アンテナをのばせないので、アステル東北が羨ましい限りです。このアンテナの長さは、見るからに立派です。