アステルグループ明星電気製CS集

 はじめに断っておきますが、このメーカーのCSは、タコです。こんなものを買っているアステルの気がしれません。
 アステル東京(鷹山)内でのこのメーカーのCSは、激減したので嬉しい限りですが、いまだ繁華街等には設置されたままです。電波の伝搬もよくありませし、通話も安定しなく性能的に「?」だらけ。

 PHS事業では、初期のNTTPの端末を作った以外は、アステルのCSに専念している模様です。
 気象用データ測定器などを作っている会社なので、技術的ノウハウが少ないのかも知れません。

 20mWCSは日本全国に設置されているようですが、明星電機製の高出力CSは今のところ、アステル中部・アステル九州のみ確認済みです。残念ながら、画像が不足しています(誰か、送ってくだされば即掲載です!!)。



明星電気製20mWCSアステル東京(鷹山)
初期型明星電気製20mWCS
型番:CS1M

 誰が見てもダサイCSです。最近は設置されることがほとんどないので、郊外にお住みの方は、見たことがないかもしれません。私の行動範囲では主に、駅周辺についていることが多いです。設置されたのも95年内なので(?)、性能はあまり良くありません。この2本のアンテナの間隔の短さは、何様のつもりでしょう。これじゃダイバシティー受信の意味がほとんどありません。設計段階から、デザインまで、すべてに問題があるCSです。このことを知っているのかアステルもこのCSは、駅構内、駅前商店街などの、エリアよりもトラフィックを要求されるとこに配置しています。住宅地に設置されているのを私は一基しか見たことがありません。もちろん出力は20mWです。
 ちなみにアステル九州では、このメーカのCSを沢山設置してます。

(世田谷区成城にて)




新型明星電気製20mWCSアステル東京(鷹山)
新型明星電気製20mWCS
型番:CS1M

 これが本当に最新型なのかは不明です。
 型番は一緒(CS−1M)だし、前面のシールドを付ければ、先の初期型になりそうな気がします。アステル東北の明星電気のCSを見れば、そっくりです。
 ただ、2アンテナ間の距離は、初期型のもののように近接しているものはないので、若干の改良が加えられているのかも知れません。

 20mWCS自体、あまり設置されていないので、見た人はかなりラッキー?
 ただ、今の時期になって、このメーカーのCSが再登場すると言うことは、98年秋にサービス開始予定の「64kbps高速データ伝送」に対応出来るように、バージョンアップされているのかも知れません。そして、この手のCSに交換をするのか?
 現在のほとんどのCSは、残念ながらこの「64kbps高速データ伝送」いませんから...(住友電工の多回線型CSの一部がこれに対応) 

 アンテナの部分を見るために、下部から撮影したものがこれになります。

(JR横浜線相模原駅 上りホームにて)



アステル東北
明星電気製20mWCS
型番:CS1M(B)

 アンテナのエレメントが東京の2倍程度あるタイプです。これで、50m程度エリアが余計に稼げるそうです。すべてがこのようなCSではなく、東京のようなエレメントの短いタイプも存在します。

 その他、特筆すべき点はありません。本体が、東京のものと若干違う(丸い放熱ファンがある?)だけが、ちょっと気にかかる程度です。

 アステル東北に限りませんが、独自網のCSは、光ケーブルが引きこまれているので、それに対応した『CS★〇型(B)』(★には出力別の番号、〇にはメーカ毎のアルファベット)の様に、B版となっています(下から撮影すると、「B」の文字が見えます。)。若干の仕様変更がされているのでしょう。

(写真提供 © 1997 YORAさん)



アステル北海道CS-1M(B)

アステル北海道
明星電気製20mWCS
型番:CS1M(B)

 アステル北海道のエリア内に設置されている20mWCSは、東京のものとは違い、エレメントが長いアンテナを直付けしてます(短いものもあります)。通話の不安定さを解消するために利得が少しでも良い、長いアンテナを採用しているようです。また、CS密度があまり濃くないので一つのCS当たりのエリアを広げてもいるようです。
 実際にアクセスした感想としては、「回線につながるまでが早い!」と言うことです。光ファイバーに直結しているアステル北海道ならでは。東京のそれとは比較になりません。
 あと、CS自体の性能面でのコメントは出来ません。なぜならば、こういった目に見える形でCSが設置されていることは希(ほとんどの場合は見えないように設置してある)だからです。時間もなかったので、性能面でのレビューは勘弁。

 CSは、アステル東京(鷹山)のもののカバーを取り外したもののようです。

(小樽市内にて 98/09/06撮影)



アステル中部の高出力CS アステル中部
明星電気製 100mW(?)CS
型番:不明

 アステル中部の中位設置型の高出力CSです。横からの写真なので、いまいち判断しかねますが、恐らく概形からして明星電機製のCSでしょう。この設置方法は、アステル北陸のCSの設置方法に似ています。

 アステル中部は独自網なのですが、光ファイバーの部分とメタルの部分がありそれぞれCSの種類が異なるので、多種多様のCSが存在する模様です。
 設置位置が関東などよりも、若干高めなので、この中位設置型のCSでもかなりエリアが稼げます。独自網の強みです。
 また、アステル中部の高出力CSには、この中位設置型の他に、柱上型も存在します。

(Copyright © 1997 東海PHS研究会さん)


アステル沖縄明星電気製 アステル沖縄
明星電気製 20mWCS
型番:CS1M

 アンテナ直付けじゃありませんが、タコCSに変わりはない明星電気製のCSです。
 住友電気工業製のものとは違い、NTT-PのU字型(開業当初のCS設置法)に近い印象を受けます。東京のものよりは遙かに良く飛ぶはずです(湿度等の外的要因は無視した場合)。

 アステル東京(鷹山)の場合、CSは地上高5.3m以下(H型は5.1m以下)と決められているので、この設置方法はまず出来ません。親電力会社の考え方の違いですから仕方ないのですが。
 このCSもアンテナがぶっといです(笑)。

(Copyright © 1998 YASさん)


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